月夜のドライブ

アクセスカウンタ

zoom RSS 闘うバンド、ムーンライダーズ

<<   作成日時 : 2005/04/25 17:02   >>

トラックバック 1 / コメント 4

ちょい時間があいてしまいましたが22日の「EARTHDAY LOVE & MUSIC DAY」at渋谷AX、キリングタイム、カーネーション、ムーンライダーズ…の感想などを。このライブはテレビ放映もされていたようなので、サラッと、ね。(のつもり。)

新歓コンパ待ち合わせの若者であふれかえる4月の金曜の渋谷をすり抜けて、やっとの思いでAXに着いたのが、開演5分前ぐらい。わりと前方のほぼまん中ちょい右寄り、というイイ席。ほどなく場内が暗くなり、ミュージシャン登場か、と思ったら黒いスーツに身を包んだ男性が現われ「東京中低域の水谷紹です」おおー、初めてナマで拝見したかも。飄々とした感じの詩を一篇朗読して、そしてキリングタイムへ。

キリングタイム。板倉文さんという名前はこれまでいやというほど目にしてたけど、音に触れるのも見るのもまったく初めて。ぞろぞろ出てきた6人のミュージシャンたちの、どの人が板倉文さんなのかさえも全然わからない。(あとでわかりました、たぶんMCをしていたギターの方ですよね。)だいたいステージ上がモノスゴイんだよ、西荻窪のフリーマーケットかタナカヨシコの骨董品屋(おじゃる丸のね)かという感じで、どうやって使用するのかどんな音が出るのかも想像しにくいフシギな形状の楽器が並ぶ並ぶ。で、いざ始まった音…イキナリ総毛立ちました。なんかね、ふだん使ってない細胞が起こされるような感じ。メインストリームを遠く離れた場所で(少なくとも日本の音楽界のメインストリームではないと思う…)、こんなものすごい不思議でヘンな音を志向してる人がこれだけの数集まって、楽しそうに音楽を生み出してるって痛快だなーと、ニヤニヤしながら聞いてしまった。スバラシ。何曲かやって、ゲストの小川美潮さん登場。美潮さんも、名前はよーく知ってるのに初めて拝見する方。私の中では「フシギ少女」のイメージが強い方だったのだけど、とても強くたおやかなボーカルを披露されてビックリ。キリングタイムの音とともに、いいもの聞いたなあという思い。

セッティング替えをはさんで、ステージ上はすっかり楽器が少なくなり、カーネーション!うーんいつもながら出てきただけでカッコイイ三人〜。最初の曲はおおー「スペA」だー、そして新曲「ルネッサンス」。ううータイトタイト。ライブ会場手売りシリーズ(笑)のシングル、第一弾の「獣たち」もあらくれてたけど、コイツもなのねー。私の個人的な感じだけど、12月の九段のときと逆で、今日のイベントはたぶんムーンライダーズがカーネーションを呼んだというカタチだったので、直枝さんたちも安心してヤンチャしてたような印象。 MCでも直枝さん「オレたちにできるのは一生懸命やることだけ」なんて半分冗談混じりに言ってたけど、イイ意味で「弟分」的にはじけてたように見えた。こういう青いカーネーションも好きだー!「あの日どこかで」にも酔ったなあ…。AX、音がいいから(詳しいことはわからないんだけど、まあCLUB PHASEよりは、ね)、直枝さんのギターもいつもよりじっくり堪能しちゃった。これが直枝さんのギターの響きなんだなー、って。ちょっと短い印象だったけど、今日は仕方ないかな、でカーネーションは終わり。

さらにセッティング替えの時間があり、次に出てきたこの人はまさか…と思ったら、やっぱり、あの、パンタさんでしたよ!こちらも私ナマで拝見するの初めてかも〜。なんてゼイタクなイベントなんだ。とても存在感のあるあの声+ギターのBGMで、ポエトリーリーディングをひとつ。そして、パンタさんの紹介でムーンライダーズ〜〜〜!涙涙涙。2004年の1月(→レポ)以来なのですよ、フルムーンは!(と思っていたら結局「フル」ではなかったのだけど…ね。)今日のムーンライダーズは、Tシャツやシャツ姿でラフな感じ。ああもう出てきただけで怪しいこの感じがたまらないー。(ってそんなの私だけ?)右奥のドラムは空いたまま、5人のアコースティックセットで「Modern Lovers」。良明さんのアコースティックギター、武川さんのマンドリン、美しい。慶一さんのボーカルは高い天井を叩き、いつになく力強い感じ。そしてものすごい意外な選曲で最初曲名が思い出せないぐらいだったんだけど「グルーピーに気をつけろ」。

2曲終わったとこで慶一さんが「お気付きとは思いますが、かしぶちくんが一昨日体調を崩してしまいまして」と明かす、そそそうだったのかー。長くやっていると、いろいろな闘いがあるものだ、戦闘員が野戦病院に収容されることも度々、ね。それでも守りに入らないこのバンドに、私はひどく打たれちゃうのだ。続く「水の中のナイフ」を聞いても、そう、アコースティックなのにひどく戦闘的なんだもん。つくづく前のめりであることをやめないバンドだ…。やっぱり大好き。

そして、来月発売のアルバムからの新曲。ドキドキしながら聞いたんだけど、もうメチャクチャやられましたっ!坂田明さん作詞の「ヤッホーヤッホーナンマイダ」、もータイトルからしてムーンライダーズらしさ満点。曲も、脳天気ないいかげんさとアグレッシブな深みを行き来するような、ムーンライダーズにしかあり得ないいかがわしさにあふれた曲。好き!好きです!こういうの!あーもう一生ついていきます!…というか、ドラムレスで(この曲では慶一さんが打楽器叩いてた)この迫力、かしぶちさん入ったらどうなるのー!!!早くフルで見たい聞きたい倒れたいーーーっ。

このあとの「Morons Land」「Who's gonna die first?」「BEATITUDE」は、打ち込みドラムで。「Morons Land」もシビレたなあー。この妖しさにハゲシク悶える〜。2フレーズめで博文さんボーカル〜っ、あー私を無条件にクラクラさせるこの声。ダメだ、カッコよすぎる…。「Who's gonna die first?」や「BEATITUDE」を聞いてまた思う、ムーンライダーズって、やっぱり詞が生き方であり、生き方が歌だよな、って。70年代の曲も80年代の曲も今の曲も、結局のところ同じ「彼ら自身」、だから古びないんだろうなって。

いちどソデに下がった彼らを、会場のアンコールの拍手が呼び戻し、そしてカーネーションも入って「夜の煙突」〜!直枝さんが小さく合図しただけで、会場は一気に総立ち!ここでもやっぱり、兄貴分のフトコロの中で思い切り暴れてる感じの直枝さんがおチャメでいい感じだったなあー。さらに最後は「Frou Frou」。メンバーのかしぶちさん復帰を祈るキモチがAX中に満ちているようで、泣けた。

はあー。ため息。私は、ムーンライダーズの詞も曲もサウンドも声もコーラスも演奏スタイルも大好きだけれど、何よりもその、どこまでもロックしてロールして、泥々になってももがいてあがいて闘い続ける生き方を愛してるんだって、心の底から思った。なんか、ムーンライダーズってそういうイメージじゃないかもしれないけれど。大事なのは、ポーズじゃなくて、「本当に闘ってるかどうか」なんだ。

サラッと書くつもりがまた長くなっちゃった…。最後に、散々ムーンライダーズにシビレたと言って出口に向かった私が、物販コーナーでカーネーションの3人がホントにCDを「手売り」してるのを見て、思わず列に並び、握手してもらいながらデレデレになって「がんばってくださいね〜(はぁと)」とか言っちゃってたことも付け加えておきましょう。…って結局気が多いじゃん私!(だって「ルネッサンス」まだ買ってなかったし…。)ともかくもシアワセな夜でしたー。ぽーっ。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
4/22 EARTHDAY LOVE &amp; MUSIC DAY 2005 渋谷AX
出演:Killing Time(GUEST/小川美潮)、カーネーション、ムーンライダーズ 開場時間少し前に着いたんだけど、渋谷AXってこう見えて初めてだったもので、システムがよく分からない…。どこが入り口なの??しかも会場周辺にいる人たちはやっぱりカーネーションのファンよりも.. ...続きを見る
気楽にやりすぎ?
2005/04/25 18:29

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
いやいや〜、同じイベント見てもやっぱり感想って全然違うもんですよね。
moonlightdriveさんにとっては「ムーンライダーズが弟分のカーネーションを呼んだ」だったかもしれないけど、私にとっては「カーネーションが大先輩のムーンライダーズに招待された」ですからね(笑)
後半はいい感じに弾けてたと思うけど最初はこっちまで緊張しちゃって。ってな感じのレポ、今回もトラックバックさせていただきますね。

ムーンライダーズ、すごくカッコよかったです。私は超初心者なので、moonlightdriveさんのレポ、すごく興味深く読ませていただきました。「ヤッホーヤッホーナンマイダ」にはウケましたが、こういうのがらしいんですね(笑)
あや
2005/04/25 18:28
あやさん、コンバンハー。TBありがとうございました!
うふふ、あやさんと私のビミョウな目線のちがいが出てますかね?
でも、カネファンもライダーズファンも、もちろんキリングタイムファンも、みんながほほうと楽しめたイベントのような気がして、まさに「MUSIC DAY」だったかも。うん、「ヤッホーヤッホーナンマイダ」が、“らしい”んですよ、変なロックバンドですよね考えてみたら(笑)。
moonlightdrive
2005/04/25 19:51
moonlight driveさん、カーネーション、ヤンチャ!?してましたね。
私は、嬉しかったけど。
矢部さん、ニット帽にグラサンで、良い男!!
ガッツポーズしちゃって、いつも恥ずかしそうにしている感じとは違い、ステージを去る時に、良明さんが、矢部さんに飛びついておんぶされて行ったのには、笑えました。。素晴らしいライブでしたね♪
AXの席、moonlightdriveさん、多分、私の少し前辺りに居られたのでは。私は、前から8列か9列目の一番右側の席で、ドアが開いたり閉まったりのトイレが非常に近い場所でした。。スタッフらしき人が、すぐ右にいて、一人オダギリ・ジョーに極似の人がいたので、じっと見てしまいました。(スイマセン。音楽話でなくて。。)
直枝さん、大田さんの握手会?は、直枝さん凄い笑顔で、いつになく丁寧で並べなかった私は、悔やんでます。
又手売りする事が有れば2枚目のシングル!買って並ぼうかな。。
直枝さんの、あのfuwafuwaの手の感触は忘れられません!
ライダーズ、カーネーションの貴方の凄い愛には感服します!
カネへの想いは、私もかなりheavyですが。。
一人靜
2005/04/29 16:16
一人靜さん、コンニチハ〜。
ちょうど1週間経つけど、いいliveだったなあ…とまだジンジンしますね。3アーティストとも音のタイプは違うけれど、「音楽そのもの」が好きで好きでしょうがなくて、自分たちの思い描く理想の音に近づくためには困難に突っ込むことも厭わない、そんな姿勢は共通しているような気がしました。ムーンライダーズ&カーネーションのあいだに流れる信頼感を音で感じる体験も、ファンにとってはうれしいですよねー。

>直枝さん、大田さんの握手会?
私、握手してもらったのはハジメテだったんですけど、矢部さん、直枝さん、大田さん、ひとりひとりが笑顔でしっかり手を握ってくれて、声をかけると返答もしてくださって、本当に感激しました…。あ〜でも舞い上がってて何が何だか、全然覚えてないんですよ!クヤシー(笑)。
moonlightdrive
2005/04/30 11:44

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
闘うバンド、ムーンライダーズ 月夜のドライブ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる