まだこれ聴くかってぐらい、相変わらず聴いてます、ジャック達『MY BEAUTIFUL GIRL』。アナログレコードだったらきっともう擦り切れてるんじゃないかって状態。6月にこれが出てから、もう何百回聴いてんだろ。自分でもよく飽きないなと思うけど、飽きないんだよ。もしかするとこれ、一色進さんのボーカルのせいかもしれない、なんて思ったりね。レココレで和久井さんに「難がある」と書かれた(笑・いや和久井さんホメてんだけどね)一色さんのボーカルだけど、歌姫系ののっぺりと「巧い」歌には、私なんか3秒で飽きちゃうだろうことを考えると、この一色さんの「難点」こそむしろ美点かなと。どの曲聴いても、こんなふうに歌える人って他にいないよなーとしみじみ思わせるヘンテコさで。って、またホメてるんだかけなしてるんだかよくわかんないけど…。このあいだちょっと実家に寄ったときに、また小規模に昔の雑誌を救出してきたんだけど、その中に、「POP・IND’S」ってのがある。今「ストレンジ・デイズ」をやっている岩本晃市郎さんが編集長を務めていた、ジャパニーズひねくれポップ雑誌(…この説明で合ってるかなあ)。青春時代の私がこの雑誌とどんだけ歩みを共にしてたかってのは、まあまたの機会にでも書きますが(投稿が載ったことがあるよ…若気の至りで…)、家に持ち帰ってパラッとめくったページに、たまたま一色さん率いるタイツの記事が載ってた。(今ここで「タイツの生地」という変換に…ま、普通はそうなるか…。)うわ写真の一色さん超若っけー。で、紹介文読んで大笑い、『ポップの王道に忠実に完成度の高い曲を書きながら、それをちょっとズラして表現してみせるあたりが、タイツのB級であるゆえんだろう』『昨今の英国B級ポップ再認識で、若い世代からもB級を目指すバンドが出てきているが、タイツはそのスジでは大物なのである』うわははは、これさ、89年の雑誌だよ、一色さん何十年「B級」って言われ続けてんだよ(笑)!しかもこの時点ですでに「B級界の大物」。大きいんだか小っちぇえんだか全然わかんない(笑)。 でもさ。B級からA級に成り上がる順当な人生を歩みもせず、10年も20年も「B級」って言われ続けるって、相当なもんだよ。人間なんて、ちょっと目を離すと、ついつい立身したり大成したりしたくなっちゃうもんだからね。ムーンライダーズについても前におんなじこと書いたけど、私は、アーティストのこういうとこにこそ惚れちゃう。いつまでも完成なんかせず、ただひたすらスライドしていく様(さま)にさ。どこまで行っちゃうのって心配になるぐらいに。適当なとこで落ち着けばって助言したくなるぐらいに。ああ、これこそロック。彼らは、世間の常識や処世術の囁くことなんか聞きやしないよ。 …とか妄想文書きながら、これでもかって『MY BEAUTIFUL GIRL』聴き続けてるわけだけど…。最初に私がジャック達を聴いたとき、とにかく圧倒されたのが「楽器の音のカッコよさ」だった、その印象は今も変わらないな。音数の少ないシンプルなサウンドの中で聞こえる、ひとつひとつの楽器の響きのよさったら、楽器オンチの私をも振り向かせて離さない。しかも、聴けば聴くほど、フレーズの身のひるがえし方や音色の深さに魅入られていくんだよな…。ドラムの音、ギターの音、ベースの音、どれかひとつだけを聴いていても、それだけでため息が出る、うっとり。この、シンプルなのに含みの多い楽器の音がまた、「全然飽きない」成分のひとつなんだろうな。 オレたちB級だもんねとニヤリとしながら、したたかにこんな音楽作っちゃう、“ジャックが4人でジャック達”。形だけの音楽取り繕って、頭ん中では電卓ばっか叩いてる自称「ロック」と、どっちに人生賭けるよ? ね、答えは決まってるさ。あ、私ごときの人生賭けられてもメイワクだってことは、また別の話として。 |
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うわぁ、写真に映ってる「POP IND'」持ってますよ! |
popholic 2005/10/20 22:33 |
わ〜ホントですか、popholicさん! |
moonlightdrive 2005/10/21 09:57 |
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