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zoom RSS タイツ『GIRLIC REPLICA』 Disc2を語る

<<   作成日時 : 2006/05/20 18:45   >>

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画像ちょっとね、これ書かないことには先進めない気がするんで書きますよ。そ、すでに存在しないバンドのくせして遠い過去から私の現在を狂おしいほど遠隔操作、2006年大絶賛ブーム中のタイツ『GIRLIC REPLICA』です!ディスク1を語ってからずいぶんあいだが空いちゃったけど、いや〜そのあいだも大変な騒ぎだった、4/28のジャック達liveでは一色進さん光永巌さん宮崎裕二さん揃った「ほぼタイツ」によるタイツナンバー聴いちゃうし。5/13のジャック達liveでは光永さん×川喜多美子さんの「いつかどこかで」、さらには松尾清憲さんと鈴木さえ子さんが加わっての「ハロウィン」まで聴いちゃうし…!バンドが解散してから10年近くもたって、こんな場面に出くわすとは…。いちばんそう思ってるのは一色さんだろうケド。

で、忘れたころにまだやる『GIRLIC REPLICA』を語るシリーズDisc2!ですが。このDisc2は“PREVIOUSLY UNRELEASED MATERIALS”ということで、これまでに世の中に出ていない未発表曲やデモテイクが実に17曲!どこに隠し持ってたんでしょうかこんなもの。いやまだあるらしいですが。でコレが、粗い音源ながらDisc1とはちがった勢いと魅力にあふれててすっげイイんだよねー。感想、書き倒す!


1 イタリアン・グッバイ
タイツの、もっともはじめのマテリアルである配布カセット『SONGS』に入ってたテイクだそう。半分アマチュアみたいな音なんだけど、これは別にカセットだからじゃなくて、タイツだからだね(笑)。しかし、一色さんとみかよさん、このふたりをボーカルに据えるってスゴイよな…。こういう勇気が今のロックには足りねーんじゃねーのって思う。いやマジに。

2 タイルの彼方
光永さんのアコースティックギターが響くイントロは、完璧80年代のブリティッシュ・ポップ!カッコイイ!そしてみかよさんのボーカルが入ると一気に空気はニューウェーヴに。これもDisc1の「いつかどこかで」と同じ、視界が歪む系の曲だなあ。変な気分になってどっかにトリップしちゃう。

3 バンコック・ホテル
『WILD DRAW FIVE』(90)というコンピに入ってる曲の、初期カセットバージョン。みかよさんのコーラスがカワイイ〜、♪メメメメソメソ♪ こないだ4月末のジャック達ライブでは、光永さんが「どうしたの〜」のコーラスやってて、素敵で悶えた。間奏のメロディが、本編以上に聴き捨てならないのがさすが一色さん。

4 ラジオ・スタジオ
ごく初期の未発表デモ。録ったメンバーが、一色さん、光永さん、ライオン・メリィさん、だって。最近私がステージ上で目撃しまくりのメンバー…。こんなこと20年以上もいっしょにやり続けてんだもんね、あきれてもあきれ足りない、素晴らしすぎて。

5 夢の中のリディア
コレねーーーッ!泣く!宮崎さんのギター、どうなってんの!カッコよすぎーーーっ!ああ、本当に参るなーーーこのギターの音!この曲は『ラジオ・デリカテッセン』(89)で死ぬほど聴いてたけど、ここに収められたプリ・プロバージョンは、それよりもずっと粗いぶん、めちゃロックな感じ!かっこええーーー(泣)。またこれが、ドッキドキするいいイントロなんだ〜。他の曲でも、ジャック達でもそうだけど、一色さんってイントロの天才だと思う。日本一といっても過言じゃないでしょ。

6 日向の出来事
『ADVENTURES in “Turn To The Pop”』(90)というコンピに入っていたこの曲のことは、前にココで書いたのだけど。やっぱりこれも、こっちのプリ・プロバージョンは粗さがよりロックに転じて相当なカッコよさ。このベスト盤通してつくづく思ったのだけど、宮崎裕二さんって、本当にいいフレーズを弾くギタリストだなあ。このイントロ、そして♪ショウケースの花文字…♪あたりのバッキングの鮮やかな響き、どうよ!?こういうフレーズを弾けるいいギタリストが、一色さんのメロディには必要なんだよね。ジャック達のキハラさんにも、通底するもの感じるよ。ああ、泣ける…。

7 嵐の夜
「タイツでアルバムからはじかれるのは、だいたいこのタイプの曲だ」と一色さんがライナーに書く、未発表曲。だけどこれ、ものすごくカッコいいんですけど!たしかに、タイツっぽくないとも思えるけど、このベスト盤でタイツのロック成分に目覚めちゃった私としては、むしろタイツっぽい、と言いたいぐらいだなー。

8 棘
これはもう、『ラジオ・デリカテッセン』に入ってるバージョンが傑作と呼ぶしかない曲なんだけど、このプリ・プロバージョンは、そこに至る前夜の、原型の熱っぽさと勢いがそのまま記録されていて貴い。それにしても問題は一色さんという人だ。いつもあんなにおちゃらけてばかりいる人が、どうしてこんなにも悲愴な歌---「棘」、「VIVA!」、「僕はここにいる」、…---を歌えるんだろう。いや、悲愴だから笑い飛ばすしかないのか。トラジコメディを生きてくほかない人。

9 変な身体
これは、コンピ『WILD DRAW FIVE』に入ってるのと同じテイクなのかな?「泉水のお気に入り曲」と一色さんが書いてるのがなんとなく頷ける、ポップな派手さ持つ曲。ライナーで一色さんがその出合いの重要さを語っている望月誠二さんのミックスは、Disc1、Disc2を通じて曲に乾いた砂嵐を巻き起こしてる。

10 ダミー
いや〜これも未発表曲だってんだから、タイツって名の魔窟はどんな奥深いんだろうと思うよ。めっちゃカッコイイ!それとね、宮崎さんのボーカルって、私、超好きだ〜。奇妙なことにメインボーカリストの一色さんより歌うまいし(それは光永さんも松田さんも…。ホントおもしれーバンドだな)、歌い方も声も独特な味があってスッゴイ好き!こないだ宮崎さんのギターは初めてナマで聴けて感激したけど、歌も、ナマで聴いてみたいなあ(切望)。

11 デイライト
ここからの5曲---『ラジオ・デリカテッセン』と『GET CULT』のあいだに存在する未完成もしくはプリ・プロバージョン---は、もーーーひたすら泣ける!マジ号泣だよ!公式なディスクではほんの数曲しか残っていない(たぶん)、宮崎裕二さん×錦織幸也さんのツインギターが聴けるテイク。こんなすげーモノ埋もれさせたままじゃ後世への罪になるよ、よくぞこうして世に出てくれた!この「デイライト」は、アルバムバージョンよりも湿度高めで、これもまた魅力的。

12 キスを急げ
ギャーーー倒れるーーー起き上がれないーーー。このギターの疾走感!なにこれカッコよすぎ!これ聴いちゃうと『GET CULT』のバージョンは整いすぎな感じさえしちゃう、過度なパワーにあふれたとんでもないテイク!錦織さんのギターのすさまじい響きと、宮崎さんのギターのポップな音色の絡みで、ノックアウト。ああ、ロックって、かっけーなーーー!

13 夜の羊
何しろリフのフレーズが最強だしシャッフルのリズムがカッコいいし羊ネタだし(←好き)で、もう元々好きすぎてどうしよう!ってぐらい好きな曲だったんだけど、その好き度合いを桁違いに更新させちゃったおそるべきテイク!このベスト盤で1、2を争うぐらいヤラレた。ギター以外は打ち込みのままという、超プリプロ状態の音なのに。一色さんもライナーで書いてる、錦織さんのファズ・ギターが凄すぎ!このイントロの「ギュ〜ン」って音一発で、もう昇天っす!サビをユニゾンで追う宮崎さんのギターフレーズがまた最高にカッコイイんだよー(泣)。さらには、2コーラスめの宮崎さんのボーカルがヤサぐれててかっちょえー!『GET CULT』のバージョンよりもブッキラボー度3割増しな感じがたまんない。あーほんとにカッコよすぎる、この曲…。この感じって、音楽界のどこをどうひっくり返しても、タイツもしくはジャック達でしか味わえない感覚だと思うんだよなあ。くっそ、どうして私こんなに一色進に参ってんだよ…。

14 僕が愛した毒蜘蛛
これまた未発表曲。この入りの甘いコードの感じ、コーラスの重なり、67年ごろのニューヨークのグループみたい!イカすなあ。と思ってると間奏で狂うギター、ああ、タイツだ。ロックだ。

15 VIVA!
ライナーによると、初期タイツギタリストだった錦織さんが出戻ってきて録った最初の曲がこれだったそう。崖っぷちギリギリにいながら、愚劣なまでにただ「きみが好きだ」って言い続けてるようなこういう凄まじい曲調って、一色さんの独壇場だと思うけど、このテイクは、錦織さんの過剰なまでのギターがせつない狂気に拍車かけてて泣ける…。ヤバイっす…。

16 テンプテーション・オイル
このベスト盤唯一のライブテイク!こんなのまだあるんなら全部出してくれーーー(願)!錦織さん、宮崎さん、そして徳武弘文さん、って、なななんてゼイタクなトリプルギタ〜〜〜!!いやはや言うまでもないけど、でも言うけど、ドすげっす、徳武さんのギターってば。錦織さんのノーブルで初々しいボーカルも素敵…(はぁと)!この時期タイツメンバーであった中嶋勇二さんのドラムも、タイトでカッコイイ!(全然関係ないけど、現・野球DJの中嶋さん、こないだの代々木で司会してらっしゃるのを初めて目撃しましたが、すっごく若い人に見える!ほんとはいくつなのかな〜?)

17 最低さ
ポップな曲なのに、無茶なほど壮絶。痛みさえ感じるほど。タイツってバンドが今は解散してもうないって事実にとらわれすぎて、Disc2ラストのこの「最低さ」ってセリフで泣いちゃったりすると、軽やかな存在だった当時のタイツに、笑われてしまうんだろうな。でも、かまわない。やっぱり泣けちゃうもん。止めらんない。


うわ、また語っちゃった…。ますます惚れる一方だからな…。今ないバンドに、持って行き場のない永遠の片思い、どうすりゃいいんだろ。大好きだよ。

画像最後にちょっと自慢、こないだの「TIGHTS/D-DAYレコ発記念ライブ」のとき買った、タイツTシャツでーす。「タイツTシャツ」って変な単語だ、履くのか着るのかよくわかんない(笑)。でもかわいいよねコレ。ライブのとき、一色さんと、憧れの光永巌さん(はぁと)までがこのTシャツをステージで着てらしたので、もー一気に思い入れ大増量。いとおしいです、“今ないバンド”の新しいTシャツって。



関連記事→タイツ『GIRLIC REPLICA』 Disc1を語る

*『GIRLIC REPLICA』タイツ


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
いつもながら素晴らしい!なんだか公開ラブレターだよなあ(笑)どっちかというとDisc1ばかり聴いてしまってたので、2もこの記事見ながら聴いてみようっと。で、次はやっぱりDisc3ですよね!
nakamura8cm
2006/05/20 21:36
うっひゃ、この愚にもつかない書き散らし文章を読んでくださったとはアリガトです!えーっ、ラブレターに見えます?ってバレバレか…ほんとのトコいつもラブレターしか書いてないです、月ドラでは(笑)。しっかしDisc1があれだけ最強だと、なかなか2まで辿り着きませんね!Disc3はなあ、すでにnakamura8cmさんの素晴らしい文章があるからなー。
moonlightdrive
2006/05/21 00:29

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