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zoom RSS ジャック達、tricomi ライブ@吉祥寺MANDA-LA2

<<   作成日時 : 2006/07/28 04:24   >>

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画像今日のジャック達も、つくづく私の大好きなジャック達だった。相変わらず、ものすごい進化を続けながら走ってた。そしてやっぱり、ちょっぴりB級だった(笑)。だから世界でいちばん愛してるんだ、このバンド!(って言い切っちゃっていいのか、私…。)ジャック達のライブは、5/13代々木Zher the ZOO以来。なんと2か月半も空いてたんだ…。
2006年7月27日(木)
「JULY 27 スペシャル」
吉祥寺MANDA-LA2
tricomi:水谷紹(vo.g.) かわいしのぶ(b) WHACHO(ds)
ジャック達:一色進(vo.g) 宙GGPキハラ(g) 福島幹夫(b) 夏秋文尚(ds)

■tricomi

今日の対バンは水谷紹さん率いるトリコミ。去年の12月にもジャック達とここMANDA-LA2で演っていて、初めて観たそのとき、たいそうブッ飛んだっけ。今日はドラムセットが後方やや左手に配置されていて、真ん中にかわいしのぶさん、向かって右に水谷さん、という並び。水谷さん、大きな病気をされたみたいだったので心配してたんだけど、見る限り相変わらずカッコよくて(それは関係ないか)元気そうでよかった。いやもー。トリコミ、前回にも増して参りました…。ホアチョさんのドライで強靭なドラムの音、かわいしのぶさんの図太くうねりまくるベース、そして水谷さんの確信犯的に軟弱なボーカルと意外に男気感じる粗いギター。ほーんと堂々とイカレててメチャカッコイイ…。今日は水谷さんサックスは持ってなくて、ずっとギター。だから余計バンド感があったのかもしれず、音はそんじょそこらのロックもどきよりよほど強力にロックだったよ!ま、そこに、水谷さんがニヤニヤしながら「店長に負けるな〜」とか「ロックンロールっていうのは女なの…」とかいうヘンテコな歌乗せるわけだから、そのカッコよさったら既にロックを超えちゃってるんだけど。今日も「クーラー」聴けてウレシかったな。毎回一度として同じ台詞回しはないと思われるこの歌(リーディング)、ライブの醍醐味。それにしてもかわいしのぶさんは、いっつもニコニコしながらおっそろしいベース弾くなあ…。最後、水谷さん曰く「おまけ」の1曲、「聴いてオドロクな!」と言って始めたイントロのギター一発、ほんとにオドロいた!ザ・バンドの「The Weight」のカバー!うわ、もっともトリコミ的なものから遠いじゃん、想像つかない!でも、これがねー、スッゴイよかったのだー。ホアチョさんとかわいさんのリズム隊は線が太く、水谷さんのギターは荒くれてて、そうか意外にもザ・バンドじゃん!って。水谷さんの日本語詞がまた一筋縄じゃない。慶一さんの日本語詞に近いと思う、きれいにまとまってなくてリアルで。いやー名カバーだったなー。トリコミ、ほんとカッコよかった。こんなエキサイティングな音楽が存在してるのに、血流を1ミリも前進させないような音楽ばっか聴いてる場合じゃねーよ世間は!と、ここんとこよく思うことをまた思っちゃった。

■ジャック達
休憩を挟んで次はジャック達!楽器のセッティングに出てくるキハラさん、ピートさん、ああ何だかお久しぶりですー。一色さんも最初のMCで「久しぶりのジャック達でーす!お、ピートさんだ!ヒロムもいるじゃないか!夏秋もいる!で、小滝は?(※小滝さんはシネマのキーボード)」って、イキナリ笑いとってた(笑)。それぐらい、一色さん、ここんとこ別活動が多かったからねー。あー私もうれしい…。シネマもタイツもいいけれど、やっぱり何にもまして、この目の前の進行形のジャック達が大切な存在だから!!

で、1曲めは「Motorcycle Justice」、わ〜家出る前に『MY BEAUTIFUL GIRL』爆音で聴いてて、この曲カッコイイよなーってあらためて思ってたとこだったんだ!がしかーし、今日の演奏、最後でキハラさんのギターがちょっとヨレた?(笑)で、ピートさんが曲終了後「キハラー!いいかげんにしろよー」ってドスきかせてた(笑)。今日は全般的に、珍しくキハラさんのギターがスベるシーンが多かったかも。そのたび、ピートさんが夏秋さんのほうチラッと見て、ふたりで笑いをこらえるような表情してるのがおっかしかったなー。こんなシーンを楽しめるのもB級ジャック達ならでは(笑)。でも、ギターのヨレぐらいでひるまないのが夏秋さんのドラムとピートさんのベースの凄いとこで、まったく腕のたしかな素晴らしいリズム隊を抱えてるよ、ジャック達ってバンドは…。だから一色さんとキハラさんっていうやんちゃなギタリストがあれだけ暴れられるんだよね…。

場の空気を奪うように夏秋さんのバスドラが鳴り、2曲め「オンボロ」!前にも同じこと書いたけど、この曲初めて聴いたときは地味めに感じたんだ。でも、ライブを重ねるごとにおっそろしいことになってる!だんだんとおびていく熱量、そして間奏での炸裂具合がハンパじゃない。「うわ、これってこんなにカッコイイ曲だったっけ?」って、足元すくわれたように驚いちゃう。しかもジャック達、どの曲もそうなんだよね。「スーパーソニックトースター」も「キッチンでデート」も「みみずく」も、今まで聴いたどれとも違ってた。一色さんが前に「ジャック達の場合バンドありきで、曲はただの器」と言い切っていたのは、このことなんだなあ。この4人が演奏してる限り、曲は、進化をやめられないんだよ。なんて因果で、なんて目指すものの高いバンドなんだろう。

「スーパーソニックトースター」は相変わらずのっけから昂揚する曲。ジャック達ってバンドの魅力を語らせたら私は三日三晩喋り続ける自信があるけど(迷惑)、「時間ないから10秒で説明して」って言われたら、この曲のイントロを聴かせるな。そんぐらい、ジャック達らしいエッセンスが凝縮された名イントロだし名曲だと思う。そう、今日のこの曲、途中で夏秋さんのドラムパートがフィーチュアされてとんでもなくカッコイイことになってたよ!あーマジカッコイイ、夏秋さん…。ってそれは本人についての感想か…。なんか途中の演奏もパターンが新しくなってたし、ほんと、このバンドはどこまで曲をカッコよくすれば気がすむんだろうか…。「キッチンでデート」もそう。演奏が以前よりもっと複雑になって深みが増してる気がした。

途中、キハラさんが進行について「もっとゆっくりやったら?」と一色さんに進言したら一色さんのカンにさわり(笑)、「お前に言われたかねーよ」「じゃあお前ひとりでやってみろよ!」、で、夏秋さんも一色さんもピートさんもさっさと奥に引っ込んじゃった(笑)。うははは、おかしすぎ。キハラさん、困りながらひとりでボソボソMCしてたよ!

ああそして、書ききれないぐらいあるんだけど、今日のハイライトその1。4つの楽器がゆるゆる勝手に鳴り始めて、妖しいインプロビゼーションが展開されたと思ったら、一色さんの粗雑なギターがギャーンと場を割って、ああ、「みみずく」…!どこまでも粗い一色さんのギターの音、繊細さから悲壮さに傾斜していくキハラさんのトレモロギターの音。そのふたつが絡み合って、それぞれに狂気をはらんでいく…。もう、その場から動けなくなるよ。こんな壮絶なギターサウンド鳴らせるバンド、そうはいないはず。キハラさんは相変わらずの激烈プレイぶりで、マイクスタンドでフレット弾くわ、ギターを床に打ちつけるわ、挙句の果てにはギター当ててマイクスタンド倒しちゃってましたけど(笑)。

ハイライトその2は、一色さん曰く「この曲がラストチューンまで登りつめるとは感慨深い…ってお前たちのさじ加減ひとつだろう!」という自分ツッコミで(笑)、そう「キャンセル」!発表されてからというもの、ジャック達ライブのスターダムをのし上がってるよね、この曲。初めて聴いたときに「ジャック達の新境地」「これからもっと凄いことになるはず」と私が感じたのは間違ってなかった(←さすがジャック達オタク)。ああ、とても文字なんかでつなぎとめられない、この2つのギターと、ベースと、ドラムの凄まじさ…。私みたいな腑抜けリスナーよりむしろ、70年代のロックを本気で好きな人の耳にぜひ届いて欲しいよ。今の日本に、こんなおっそろしいサウンドを鳴らせるバンドがあるなんて!

アンコールは「WHAT'S NEW LOVE SONG」。予定調和がもっともキライな私が、この曲で、仕組まれたように必ず泣かされちゃうのは、何度演奏されても新鮮な響きであることをやめないこの曲の解けないマジックなんだ。そんな曲に、生きているうちひとつでも出合えたら、それで十分なぐらいじゃない?ああ、この間奏の夏秋さんのスネアの響き。一色さんのささくれたギターとキハラさんのやわらかなギター。そのあいだを縫うピートさんのメロディアスなベース。私の、もっとも貴い瞬間は、こうして何度でも訪れる。ジャック達ってバンドがある限り、ね。

はふー。また長くなった。読んでる人…いないよね…まあいいや。ジャック達、こないだの代々木では「カッコよすぎ!」って思うぐらいだったんだけど、今日はほどよくB級感も取り戻してたかな。って戻ってどうする!(笑)いや、でも、それがジャック達だから。ロックの極みとB級感のあいだを、あり得ない振り幅で疾走してるバンド。こんな落差を内在させてるバンド、なかなかないでしょう。だってそれは、登りつめた場所の目もくらむような高さあってのことだから。誰にも、そう簡単には、辿り着けやしない。セカンドアルバム、もう私は名盤の予感に満たされてるよ。そうだよね、一色さん?


■その他
あっそうだ、MCで一色さんからビッグ・ニュースがあったんだけど、公式発表(ジャック達にそんなものあるのか?)を待って、ここでは書こうかな。私には、ものすごくうれしいニュースだった!

それと、ぜーんぜん音楽と関係ないんだけど、月ドラ的には書かずにはいられない…。終演後ちらっと客席に視線を向けると…キャーーー、細身でニヒルな微笑を浮かべている…錦織幸也さん(exシネマ、タイツ)、発見ーーー(熱)!うわー普通のTシャツにカジュアルなカバン持って、なんだか大学生みたいですよ!カカカカッコイイーーー!しかも…。その「錦織幸也さん」が、あの「夏秋文尚さん」と会話してるところを目撃してしまった…。どうしよう…すっげーーーカッコいいんですけど!おふたりの年齢、足していくつかわかりませんが(笑)、この絵面だけ見たらカンペキ大学生同士だな…。マジカッコイイーーー(惚)。あーもう死んでもいいかも…(壊)。(よくないよくない)


あと最後にもうひとつ、今日すごーく迷惑をかけちゃった気がする人に、ゴメン&さんきゅう、を。ほんと、アリガト。



*たぶんこんな感じのセットリスト

MOTORCYCLE JUSTICE
オンボロ
月光
MY BEAUTIFUL GIRL
スーパーソニックトースター
I KNOW,SHE KNOWS
キッチンでデート
みみずく
STRANGE MOVE
キャンセル

(encore)
WHAT'S NEW LOVE SONG



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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
ここで言うのも変ですが、『WILD FANTASY』は確かにいいアルバム、でも、もうちょっとハミ出してほしかった、というのが僕の正直な感想で、ちょっと不完全燃焼。なので、どうしたってハミ出ちゃう(笑)ジャック達の2ndアルバムには相当期待してるんですよ。激しく名盤の予感。それにしても、史朗さんにレムスイムにと、ジャック達を中心にした新・東京メトロサウンド(?)、めちゃくちゃ熱いですね。今一番興味ありますよ、関西人なのに。
けすいけ
2006/07/28 10:55
けすいけさん、コメントありがと。
うふふ、なんか私は、『WILD FANTASY』みたいに文句のつけようのない王道のロックを(しかも日本の他のどのバンドも辿り着けないレベルで)堂々と鳴らしているバンドがあって、もう一方でジャック達みたいに少々独自すぎる個性(笑)を抱えながら屈指のロックを鳴らしてるバンドがあって、それぞれの孤高の闘いの戦果である素晴らしい音に囲まれてるって、なんてゆたかな風景なんだろう、って泣けてくる(←涙腺弱っ)。“最高のロック”の中に、このバラエティを持ててることこそが、今の日本のロックのゆたかさだなって!あーそれにしてもジャック達、また関西ライブあるといいのにね〜そしたら私行っちゃうよ、マジで。
moonlightdrive
2006/07/28 11:53
このやり取りこそ僕の望んでたリスナーのあるべき姿です。
ご両人素晴らしい。
実はポップミュージックにおいては、いま東京アンダーグラウンドが、
1番面白いと僕も思ってます、
まあ世界中のすべての音楽を聞いたわけでわないので
軽はずみなことは言えませんが、
もろもろのことを考えれば容易に想像がつきますよ。
面白い。
こんなジャックに誰がした。
2006/07/28 22:16
うわ、ジャ誰さん(とすっかり勝手に省略)、辺境ブログにコメントありがとです。
世界でいちばんポップミュージックの面白い場所、その恵みに見合うだけの前のめりの姿勢を、私たちリスナーは持てているのかな?っていつも考えてますよ。音楽あってのリスナー、もちろんそうなのだけれど、聴き手が面白いもの、エキサイティングなものを求めない限り、そんな音楽が都合よくたくさん生まれるはずもないと(図々しく)思ってるから。ミュージシャン自身の熱を超えるぐらいの気迫を、リスナーは持てているかな?永遠に問い続けないと、ね。…って鼻息荒いな、ただのリスナーなのに(笑)。
moonlightdrive
2006/07/28 23:47
あ〜、やっとちゃんと全部読んだ〜! 今回も濃ゆいライブだったんだね、濃ゆいレポありがとう! ああー行きたかったなぁ。キハラさんの激烈プレイ観たかった・・・。
一方、あたしゃただ壊れて全身筋肉痛で、階段もまともに降りれませんよ(笑) 怒涛の一週間の最後の日を迎えてちょびっと緊張を解きましたが、まだまだ書くことはたくさんあるので、ええ。私の方はもうちょっと待ってね〜。
あや
2006/07/29 02:10
お〜あやさん、ありがと!
うん、今回は残念だったけど、あいだが空いたぶん次回はそりゃもう衝撃的でしょう!ジャック達、おそろしく進化し続けてるからね。いっしょに心して待っちゃいましょ。筋肉痛、お大事に(笑)。
moonlightdrive
2006/07/29 10:15

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