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zoom RSS 久住昌之&BLUEHIP『自由の筈』

<<   作成日時 : 2007/01/25 14:13   >>

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画像これ、昨年12月に出たアルバムで、年明け早々買って聴いていたのだけれど、やっと感想書けます。久住昌之&BLUEHIP『自由の筈』。久住昌之さんについては、この月ドラを訪れてくれるような人には説明要らないよねー(と、なんとなく確信)。超カンタンに言えば、たいそうおかしなマンガを描かれる漫画家にしてマンガ原作者でもあり、同時に音楽家でもある、と。公式サイトはこちら

(※以下しばらく、「私と久住さん」についての文章が延々続くので興味のないかたは2段落ぐらい飛ばしてくださいね〜。笑) 私、最近はマンガってあんまり買わなくなっちゃったんだけど、20代のころ、久住昌之さんと泉晴紀さんのユニット「泉昌之」さんのマンガが好きで好きで。『ダンドリくん』とか『かっこいいスキヤキ』とか『豪快さんだっ!』とかね〜、えらい熱心に読んでたなー。おかげで、鈴木慶一さんが新幹線に乗るといつも発車前に弁当を食べてしまうという話(慶一さんよく言ってるよね?)を聞くと必ず、“ばっちり富士山が見えるところでビールが飲めるように弁当のタイミングを段取りする”(だったかな、たしか)というダンドリくんのネタを思い出してしまうのだ。(どっちも社会的にまったく無益な情報だな、しかし…。)

音楽的側面でいえば、たまたまだけど私は久住さんをナマで2回観ていて、いちどは栗コーダーカルテットのライブで飛び入りゲストだったとき(→記事)と、もう1回は青山陽一さん主催の「なんちゃってブルースセッション」に「チッチ&クック」(加藤千晶さんとのブルースユニット)で出たとき(→記事)。栗Qのときはマン2の外で列を作って並んでいたら、ギターケースしょって自転車でふらふら〜っと現れて(笑)、私が『この人…久住さんだよね…?』ってまじまじと見つめてたら目が合ってしまい、ニヤニヤって照れ笑いのような表情を投げてくれて。ナマで初めて拝見したんだけど、まるでずっと前から知っているような不思議な親しさを感じてしまったのだ。

その久住さんのキャラクターは、この久住昌之&BLUEHIPとしての1stアルバムにもまるごと発揮されていて、ものすごくおかしくちょっとヘンテコでどっかキュンとしちゃって、キュンとしたあと自分に「いいのか?」と問い直したくなるような(笑)、そんな歌ばかり。「四畳半ビョーク」(あの“ビョーク”ね!)「落武者」「死体戦隊ホトケンジャー」…って、コレどうしても聴いてみたくなるでしょ(笑)?

でもね、このアルバム、絶対に「お笑い」じゃないんだよなー。聴いて残る感触は、(まったくまちがってるかもしれないけど)“ボブ・ディラン”なんだよ。飾らない言葉と飾らない音が、見ばえを気にしてばかりの数多の音楽を軽く抜き去って、むしろ素直に「ロックの真実」に届いているように見える。例えばみうらじゅんさん(*)とか、昨年白井良明さんとのユニットEye Don't Noseでアルバムを出したポカスカジャンとかもそうなんだけど、ふだん「ギャグ」「お笑い」界の住人とみなされている人の音楽のほうに、よほどストレートなロックを感じちゃったりするのは不思議だね。当たり前だけど、ロックって、商品名ではなく「精神」、なんだな…。(* ちなみにCDのエクストラトラックには、みうらさん×久住さんのグダグダ対談が入っててめっちゃおかしい!)

全14曲(ボーナストラック扱いの「死体戦隊ホトケンジャー」を含めて)、久住さんが歌っているものと女性ボーカリストのGOCCIさんが歌っているものがあるのだけど、個人的な好みで、やっぱり久住さんのボーカル曲に好きなものが多い。っていうか今まで気付かなかったけど、久住さんって意外に歌がうまくてそれがまたおかしい…(なんて言ったら失礼か…)。フォーク・ロックの風が吹く「自由の筈」「Home Town」、お腹痛くなるほどおっかしい歌詞なんだけどなぜかせつない「四畳半ビョーク」、加藤千晶さん(バッキング・ボーカル)や夏秋文尚さん(パーカッション、ディジュリドゥー)が参加している「引っ越し大正解」(最後の方で左に聴こえるのが夏秋さんのディジュリドゥーだ〜)、どれもいいんだけど、ひとつだけ選ぶなら「GAIJIN」。これ、掛け値なしに名曲だなあ。ロム・チアキさんがテルミンで参加してるんだけど、この音色がせつなくて素晴らしい。歌詞はやっぱり「クスッ」と「キュン」が同居してて、なんだか泣ける。

久住さん&BLUEHIP、先週、吉祥寺でフリーライブあって、すごく行きたかったんだけど行けなかったなー。monaであったチッチ&クック(&トット&ナッナ…トットは鳥羽さん、ナッナは中原さん・笑)のライブもちょっと狙ってたんだけど行けなかったし…。でも、同じ中央線仲間(←って勝手に仲間呼ばわり)だし、いずれまたどこかでお目にかかれることもあるかな。楽しみにしてよっと。


*『自由の筈』久住昌之&BLUEHIP / 夏秋さんが2曲に参加してるとのことで、夏秋さんカテゴリーにも入る1枚です(シアワセ)。


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コメント(4件)

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え!久住昌之さんと泉晴紀さんのユニットが「泉昌之」だったのですか!かっこいいスキヤキは僕も大好きなのですが、全然知りませんでした(^^;)結構衝撃を受けたのですが、反応するところが違いますかそうですか(^^;)
めんちかつ
URL
2007/01/25 18:54
めんちかつさん、コメントどもどもです。
っていうか、この記事でそこに反応(笑)!うははは、衝撃を受けた、って…。もし今後めんちかつさんとお会いすることがあったら、泉昌之バナシでも盛り上がらねばなりませんねー(笑)。
moonlightdrive
2007/01/25 21:01
「アーム・ジョー」好きでしたー。いまでもたまに思い出し笑いするし。
久住昌之と言えば、マンガ以外だとタモリ倶楽部にたまに出ているって印象ですが(笑)、このアルバムもちょっと気になっていたんですよねー。良さそう。そういえばあがた森魚のミッキーオに入っている「骨」も彼の作詞でしたね。
石ばし
URL
2007/01/30 20:37
コメントどもです!ふふふ、ここに来てくれるような人ってなんとなくみんな久住さん好きだろうと思ってたらやっぱり〜(笑)。「いまでもたまに思い出し笑い」ってなんかすごく久住さんっぽい(笑)。そうそう「骨」ね、いい曲。あれ演奏が再結成はちみつぱいなんですよね。今聴きたくなって聴いたら、出だしのかしぶちさんのカウントの声がメチャカッコよかったー。
moonlightdrive
2007/01/30 22:40

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