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オープニングアクトに赤毛のマッシュルームヘアが可愛いギター弾き語りの青年が出てきて7〜8曲演ったあと(迫力あってなかなかナイス)、転換でスタッフがサウンドチェックしてる真っ最中に、ふらっとソデからジェイソン&バンド現る。うわ、ずいぶんふつうに出てきやがるよと思ったら、楽器のセッティング自分たちでしてた(笑)。めちゃめちゃふつうのバンドだ(笑)。しかしジェイソン、まじカッコイイっすよ…。こんなアーティストをこんなハコで観られるなんてウソみたい。 なんでも弾けるマルチプレイヤーのジェイソン、最初はエレピに座って1曲。あのCDの中の声がそのまま、目の前の彼から発せられてることに感動…。変なクセも虚勢もなく、心にストレートに届くいい声。バンドはジェイソンのほか、ギター、ベース、ドラム、の計4人。極々シンプルでガッツのあるバンドサウンドは、曲を追うごとにヒートアップしてく。開演時は空きも目立ってたフロアが、平日の公演で仕事が終わってからたどり着く人が多かったせいか、中盤にはびっしりと埋まり、そのころにはホールの温度もかなり上がって、ジェイソンの顎からぽとぽと落ちる汗がライトに照らされるのがドキッとするほどうつくしい。 ギタープレイヤーとしては、PAUL McCARTNEYやBECKなんていう錚々たるアーティストの作品で仕事をしているというジェイソン、そのギタープレイをこんな近くでナマで浴びるのも贅沢な体験で。楽器のことはよくわからないけれど、ダイナミズムの中に繊細さを感じる、とても複雑でうつくしいギターの音。派手でも押しが強いわけでもないのに、心をすっと奪われてしまうような。 「This Time」、「NYC」、「Komplicated Man」、「Contact」、「The Knew」(大好き!)…セットリストはたぶん新譜中心だったかな。それにしても彼のメロディは、どれもこれもあきれるほどセンスがよくて、どの曲も、街でただ流れてたってすぐにそれとわかるぐらいのジェイソン節。ただの音符の連続の中にこれほどの個性を織り込めるって、どんな才能なんだろう。 チャーミングな仕草と愛くるしい視線を観客に送りながら、ステージでギターを弾き、バンドの音の中で楽しくてたまらないって様子で歌うジェイソンを観ていると、「バンドサウンド」が好きで好きで仕方ない人なんだろうな、と感じる。才能を、きれいにまとめるよりは荒くぶちまけるほうへ。だから私はこの人の音楽に惹かれるんだろうな。 アンコールが凄くて、たぶんそこから延々30分以上は演ってた。外タレというより、ごくふつうのロックバンド観てる感覚。日本公演最終日で、観客も熱く、ジェイソンもリスナーの熱気と歓迎がうれしかったのか、なんと「ものすごく昔やってたバンドの曲だよ」って言いながらThe Graysのナンバー「Very Best Years」まで披露!フロア、すごく盛り上がってた。みんな彼のこと大好きなんだね。海の向こうのアーティストだなんてこと忘れるぐらい、ステージとフロアの気持ちが近い、いいライブだった。それはジェイソンの気さくなキャラクターのせいなのかも。ジェイソン、サウンドも見ためも気持ちもしゃべり方も、ひとつ残らずお茶目でグッドセンスで、本当にステキだった。また日本にきて、こんなふうにふらっと気軽な感じで演ってくれるといいな。 ![]() ![]() ![]() ![]() とにかくひたすらセンスのいい曲ばっか。 |
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