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zoom RSS ザ・バーズはのたうち回っていた

<<   作成日時 : 2005/04/21 13:23   >>

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グレイトフル・デッドやらオールマン・ブラザーズ・バンドやらにぶっ倒れるのと並行して、ザ・バーズの歩みが急速に気になっちゃったりしてる洋楽初心者の私を見て、ぜんさんが助言をくれました、「そういうことであればレコード・コレクターズ増刊の『アメリカン・ロックVOL2』を手に入れ、ザ・バーズの項を熟読するがよい」と。というわけで、中古で購入した該当図書をひもときつつ(従順だ)、アメリカン・ロック方面への旅を続けております。もー楽しくてやめられない〜ッ!

私の中途半端な聞きかじり洋楽知識からすると、ザ・バーズといえば「Mr.Tambourine Man」であり「Turn!Turn!Turn!」でありロジャー・マッギンの12弦ギター、それ以上のイメージはなかった。でも、そうじゃないのですねーーー。そして、そうじゃないところが実はすごくおもしろいと知った。こないだ届いて最近ずっと聞いてる、67年の彼らの4作目「Younger Than Yesterday」。これはたぶん、ザ・バーズの「そうじゃないところ」がものすごく出ているアルバム、なのだろうな。『マッギンのカラーが薄れ、クロスビー、そしてクリス・ヒルマンの個性がそれに取って代わった』と、件の本でも紹介されているのだけれど、うんうん、感じるです、その拮抗してるさま。王道「ザ・バーズらしさ」が芳るめちゃポップなマッギンの曲、それに苛立つかのようなクロスビーの面妖(←ワタシ的にはホメ言葉)な曲、そしてクリス・ヒルマンが飄々と繰り出す、カントリーフレーバー湛えた美しいメロディライン。うーん、どれもいいんだよなあ。クロスビーの曲が、えもいわれぬ妖しさに満ちているのは、やっぱりそうなのねーこれがのちのCSN&Yやソロにつながるのねーで、もーたまらなく好き好き大好き!なんだけど、クリス・ヒルマンのメロディにはびっくりしました、地味なメンバーという印象持ってたから。「Have You Seen Her Face」とか「Thoughts And Words」とか、すんげー美しい。

このあと5作目の「名うてのバード兄弟」のレコーディング中にクロスビーが脱退してしまって、6作目の「ロデオの恋人」では新メンバーのグラム・パーソンズの影響でカントリー・ミュージックに急接近して、なんて聞くと、もーその変化を聞くのがすごく楽しみになるーっ!買いますよ次。はふはふ。

それにしても。65年に「ミスター・タンブリン・マン」でデビューしてから、わずか68年(「ロデオの恋人」)までのあいだにこれだけの変化を遂げた、そのおそろしいほどの加速度に耐えたバンドとは知らなかった。70年代に入る手前で、既にこんな葛藤を体験しているとは。今まで清新で繊細なイメージしか持っていなかったザ・バーズに、のたうち回るロック魂を感じて悶える私。弱いんですよ、のたうち回るバンドには。洋の東西を問わずね。

*「Younger Than Yesterday」The Byrds

関連記事その1→「気になる男、デヴィッド・クロスビー
関連記事その2→「The Byrdsな日」 on バカキュン

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タイトル (本文) ブログ名/日時
カントリー・ロックへの道を開いたバーズの異色作
今夜のBGM・・・ THE BYRDS / SWEETHEART OF THE RODEO ...続きを見る
音楽酒場
2005/08/12 01:19
ザ・バーズ [The Byrds]
バーズは、ディランに似た思索的な世界(=ロジャー・マッギンの世界)とロック、フォーク、カントリーの融合。これによってバーズは独自の世界観を形作っていったのでした。 ...続きを見る
聴いておきたいロック音楽の名盤BEST3...
2006/02/10 16:46

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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
えへへ。私も何かとレコードコレクターズは
バイブルでした…ここ何年かは買ってないのだけど。
その増刊も立ち読みはしてると思います。
そーですね、バーズって言えば「Mr.Tambourine Man」
私は、それ以外はまったく知らないので聴いてみると
ハマっちゃいそうで怖いですね(笑)
yoiko
2005/04/21 22:58
yoikoさん、コンニチハー。
レココレは、洋楽あんまり知らない私にはマニアック過ぎて、買うには至らないことが殆んどなんですけど、この増刊はこの頃何かとひもといてます。だってVOL1にグレイトフル・デッド、サザン・ロック、VOL2にザ・バーズ、ザ・バンド、ニール・ヤング、CSN&Y、ってコレ…(笑)。バーズ、また聞き進んだら書きますので覗きに来てください〜。
moonlightdrive
2005/04/22 14:43
私の助言をかくも従順に受け止め、実行に移して下さるなんて、
素晴らしい人だ〜。
しかし、これほど惚れっぽい人にもかかわらず、いっこうに
私に惚れる気配がないというのも不思議だなあと常々思って
おりました。今気付いたのですが、ネットで知り合った最初の頃、
「フッ、俺に惚れるなよ」とつぶやいたのを今でも守って
いるのですね?

それはさておき、バーズって「何でそっちへ進む?」の連続
です。ビートルズともまた違った意外性をはらんだバンドですね。
オモシロイ。
ぜん
2005/04/24 17:50
>「フッ、俺に惚れるなよ」とつぶやいたのを
それは覚えていないんですが、ほら、ぜんさんはいつでも全身から「俺に惚れちゃいけないぜ」オーラを出してるじゃないですか、あえて痩身を避けていたり、さわやかな話題を出さなかったり。だから大丈夫でーすっ!

まそれはともかく、いやバーズおもしろいです。こんなバンドとは知らなかった。レココレ増刊をフル活用して旅を続けまーす。
moonlightdrive
2005/04/25 17:24
こんばんは。
さっそく遊びに来ました。
このレココレ増刊はわたしも愛用してます。(愛読でなく、まさに愛用ですね。)
ちなみにVOL3にはヴェルヴェット・アンダーグラウンドからNYパンク、フランク・ザッパなどの特集記事が収められてますので、落ち着いたらぜひどうぞ。

レココレ本誌も特集によっては相変わらず購入してますが、最近は「ストレンジ・デイズ」誌がおもしろいです。マニアックでかつ装丁も美しいです。ちょっと高いですが・・・

カナ
2005/08/12 01:09
カナさん、コンニチハ。TB&コメントありがとうございます!
そうだ、カナさんの「参考文献」のアルバムも、すごいなーとため息まじりに見てたのですよ。(1冊だけ私も持ってるのありました、鈴木啓志さんの「R&B、ソウルの世界」。)私のほうはご覧の通り、洋楽に関しては素人もいいとこなので、カナさんのBLOGでもいろいろと勉強させていただきますねー。今後もよろしくお願い致します!
moonlightdrive
2005/08/12 10:45
「参考文献」のアルバム、気合を入れて作った割には、写真がピンボケのせいか(笑)誰からも反応がないので、読んでくれたという人がいるだけで嬉しいです(涙)。
カナ
2005/08/12 23:18
>カナさん
うふふ、きっとみなさん見てるでしょう。最近私はすっかり文献と音の間を行き来する体力が減ってきてるので(笑)カナさん尊敬しちゃいます。信頼できる文献(や評論家さんや文筆家さん)が見つかると、そこから得るものって大きいですもんねー。
moonlightdrive
2005/08/13 02:38
コメント&TBありがとうございました!
じゃっ、僕はバーズに!
大好きなバンドです。どの時期もいいんですけど、やっぱり「タイトルのないアルバム」でしょう!2枚組みのデラックスエディションになったこのアルバムは、まさに一家に一枚のアルバムとなりました。

moonlightdriveさんの好みにも一番近い時期なんじゃないかと思います。

僕的には「名うてのバード兄弟」が全然好きじゃないんですよ。あれが最高傑作っていう評価は、どうも間違ってるとしか思えませんね。
k-hiko
2005/10/07 11:09
わ〜k-hikoさん、コメントありがとうございます。めちゃウレシイです。ああ、BYRDSの好きな人ってたくさんいるのですねえ。ふむふむ「Untitled」ですね(今レココレ増刊を引っ張り出して見ている・笑)、ううーん、素敵そうだ!またこの先のBYRDSへの旅が楽しみになってきました。またk-hikoさんのとこでいろーんな音楽教えてもらってレコ棚豊かにしていきたいです、どぞヨロシクです。(「season」トップにリンク貼らせていただきました!)
moonlightdrive
2005/10/07 12:34
はじめまして、THE BYRDSをBYRDさんやカナさんなどのブログで検索しているうちに迷い込みました。以下に音楽雑誌に酷評されようとも、THE BYRDSのアルバムは全て素晴らしいと思います。『Untitled』は彼らの魅力が二枚組に凝縮された魅力的な作品です。とりわけロジャー・マッギンの「栗毛の雌馬」は大好きな曲です。
私は1979年にマッギン、クラーク&ヒルマンの大阪公演を見ましたが、「栗毛の雌馬」を歌うロジャーの姿をいまでもよく憶えています。
バックストリート
2008/01/20 20:52
バックストリートさん、ハジメマシテ!コメントくださってうれしいです、ありがとうございます〜。BYRDさんやカナさんのところの記事に比べたら1万分の1ぐらいの中味しかないのが申し訳ないですが…(笑)。BYRDSは、好きなアルバムがホントに人によってちがうみたいで、お話聞くのすっごく楽しいですね。バックストリートさんは『Untitled』ですね、じゃあやっぱりいずれ聴かなくちゃ。79年のマッギン、クラーク&ヒルマン…わあ、すごいなあ。貴重な体験されてるのですねー。
moonlightdrive
2008/01/21 12:43

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