お正月は「春の海」

画像「休み」と名のつく時期ほど、主婦的にはあんまり自分の時間がないわけなのだけど、そんな正月休みの中で、今年最初に聴くために手を伸ばしたのは、やっぱりジャック達『MY BEAUTIFUL GIRL』だった。何度聴いても、そのたび新鮮な「何か」をいまだに受け取ってしまう、驚くべきアルバム。それから、青山陽一さんのベスト盤『Broken Words And Music』をリピート。どうしても2枚めのほうばっかり、ね。これについてはまた書く。そして、新年ってことでこんなのも聴いてみた。いや、アルバム自体はちっとも新年らしくないんだけど、『ウクレレ・カレンダー』(97年)。

サザンの関口和之さんプロデュースのウクレレ・コンピで、タイトルのとおり、季節ものの楽曲が12曲(+オマケで1曲)入ってる。ウクレレワールドらしく7月始まりってとこがミソ。で、この中の1月の曲を、あの「ウクレレカフェカルテット(田村玄一さん・川口義之さん・飯塚昌明さん・夏秋文尚さん)」が演っております!「ウクレレ春の海(短編)」。そ、新年になるとテレビとかラジオとかデパートとか近所の西友とか、とにかく日本のありとあらゆる場所で鳴り渡る、あのベスト・オブ・正月メロディね。これがね、かなりおっかしい。普通だったら箏で演奏されるこの曲をウクレレで、しかもご丁寧に途中の尺八メロの部分を川口さんがリコーダーで吹いてるという(笑)。弦楽器+木管楽器という構成は同じなので、初売り催事場のBGMで流れてたら気付かないかもしれないぐらいにはなじんじゃってるんだけど(ししおどしも鳴っちゃってるし)、やっぱりどっかムズムズする微妙なマガイモノ感がすっごくイイ。この邦楽の王道曲をウクレレでここまできちんとコピーするのって大変な作業なんじゃないかと思うんだけど、細部まで丁寧な仕事ぶり、そして結果としての嘘っぽさ(笑)。立派な大人のやることじゃないね、さすが「ウクレレ界の曲者」(笑)。ちなみにこの曲、最初のメロディは夏秋さんが弾いているということなので、全国の痩身ミュージシャン好きのみなさんは、はりきって堪能しましょう。このアルバムの中では、ウクレレカフェカルテットはもう1曲「フニクリ フニクラ」のカバーもやっていて、そちらも素晴らしい。

しかし青山さんの『Broken Words And Music』のライブテイクで、夏秋さんのドラムや玄さんのスティール・パンや川口さんのサックスにさんざんうっとりさせられる一方で、おんなじ人たちの音楽にくすくす笑わされちゃうとは。つくづくみなさん、変なミュージシャンだ(←ホメ言葉)。

今年の目標のひとつは、ウクレレカフェカルテットを生で見ること。かなうといいなー。ってそんな目標でいいのか私。


*『ウクレレ・カレンダー』VA


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