上田ケンジさんのサンプル盤「OK」

画像名前はずっと以前から知っていたけれど、姿を見るのもその歌を聴くのも、このあいだのバンブルビー・クリスマス・ディナーショウが初めてだった上田ケンジさん。そのときに入場者全員にプレゼントしてくれた(これを受けたジャック達の一色さんのMC「僕たちも…プレゼントはできないんですが…、CD持ってきてます」がまた爆笑だったんだけど)、サンプル盤「OK」を、聴く。

そのライブのときも歌ってくれてた、バイオリンの音色が印象的な曲。うん…。なんといっても、声がいい。曲がいい。そして、詞がいい。そうしたらもう、それ以上の何も、要らないよね。

大げさなところも過剰なところも何もないのに、かみそりの薄い刃のように、心のものすごく深いところにすっと届くような歌。ああ、これが上田ケンジさんなんだ。上田さんに近いいろんな人が彼の曲を「暗い」って(もちろん好意的に)言ってるのを目にしてて(笑)、たしかに明るくはないんだけど、とてもキレイな暗さ。静かな夜の闇に、安心して包まれるような。

詞がね、すごくいい。すごく好き。言葉のひとつひとつが、私にはどすんとくる鈍い痛みを持っているけれど、特に「単純に~」から始まるフレーズは、リアルで、醜いのに、とても美しい。こういう言葉を紡げる人を、私は無条件に信頼しちゃうな…。

2月に、この「OK」も入ったアルバム『青』が出るそう。今まで上田ケンジさんのことを何も知らなかった私が、今はその発売をひどく心待ちにしてる。バンブルビーのサイトのインフォメーションによると、このサンプル盤「OK」は、 “北海道から沖縄までもれなく” 全国のタワーレコードで配布されるそうなので、機会があればぜひ手に入れてみることをおすすめ。


*「OK」上田ケンジ

この記事へのコメント

あや
2006年01月14日 21:12
> 大げさなところも過剰なところも何もないのに、かみそりの薄い刃のように、心のものすごく深いところにすっと届くような歌。

さすが、いい表現だなぁ。そうなんだよね、なんか忘れてた気持ちを思い出すみたいな、懐かしい、ともちょっと違う感じがする。
私もこの間がはじめての上田さん(ウエケン、と何故か呼べない)だったんだけど、あれから気になって気になって仕方ないの。アルバム買っちゃうかも~とか言ってたけど、今では私も心待ちにしている一人よん。
moonlightdrive
2006年01月14日 22:46
あやさん、コメントありがとー。
派手なことや声の大きいことばかりが人の心に届く方法じゃないんだなってしみじみ思うよね。そうそう「気になって仕方ない」って感じ。名前はずっと知っていても、実際の音にたどりつくまではこんなに時間がかかったりするのだから、出合いって大事だね。アルバム楽しみ。

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