『SKIN』('02)Bondage Fruit

画像「Bondage Fruit」って、いいバンド名だよねえ。私の中の「イケてるバンドネーミングコンテスト」略して「イケネー」では、かなり上位に位置する名前です。というワケでボンデージ・フルーツ、件の鬼怒無月(きどなつき)さんのリーダーバンド。鬼怒無月さんのことは前からずっと気になってたので、今年の2月ごろにこのCDを中古屋で見かけたときはソッコー購入したのだけど、そのわりにはずっと机の上に置きっぱなしでなかなか聴くに至らず。だって、これ…、収録曲が「SKIN(29:27)」「FRASCO(19:40)」の2曲、って!長っ!!聴きにくっ!!まったくこの界隈の人ったらスグこういう無茶なことするんだからー…。でも、KIKI BANDでの鬼怒さんのギターにすっかり参ってしまった今の私なら、「2曲で50分」もぜんぜん平気…とは言わないけど、まあまあ平気!というわけで、購入後数カ月にしてやっとプレイヤーに入れてみました。

そうだろうとは思ったけど、オープニング、気味悪ぅー(ホメ言葉)。ひとつひとつの楽器が、墓地の北から南からとゆっくり立ち上がるかのごとく静かに集まってくる。と思うと、5分にかかるあたりでやっと現れる鬼怒さんのギターの音、夜明けの瞬間のようにドラマティック!テンションあがるー!そして曲が進むにつれ、鬼怒さんのギターの音はますますとんでもないことに…。こ、これ、ほんとにギターなの?

こういうジャンルに疎い私のような者が聴くとき、「ナマ」の記憶はとてもよいガイドになってくれるよね。「あー鬼怒さんの音だ、カッコイイー!!」と喰いつけるから。ただのミーハーか…。それにしてもどっちの曲も、長いからってのんびりなんかまったくしてなくて、緊張感は大きいわ演奏の緩急は激しいわ変なフレーズは差しこまれるわで、ぜんぜん落ち着いて聴けねー。BGMにはキッパリ不向き。私からロックに贈る賛辞のひとつです。

ボンデージ・フルーツのメンバーは鬼怒無月(g)、勝井祐二(vn)、大坪寛彦(b)、高良久美子(vib,per)、岡部洋一(per)。90年に結成、と鬼怒さんのサイトに書いてある。こういうバンドが暗躍する音楽界、すてきだー。いつかナマで観てブッ飛んでみたいけど。

「SKIN」の最後でハウるギターの音聴いて、KIKI BANDのときの鬼怒さんを思い出す。何かの曲でソロを弾いたその最後の音を引きずったまま、振り向いて後方のギターアンプに静かに歩み寄ったと思ったら、落ち着いた仕草でギター近づけて思いきりハウらせてんの。その行動の一部始終の冷静さと、トチ狂ったギターの音のギャップがものすごくて、もー鬼怒さんったら…、カッコイイってば!!!!

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