『The Trick Is Under The Table』ジャック達 ワンマン・ライブ @ 吉祥寺MANDA-LA2

3月のラ・ママでのライブを最後に、コロナ禍のせいで4月の斉藤哲夫さんのイベントがなくなり、5月に予定されていたワンマンも延期になってしまっていたジャック達。じつに8ヵ月ぶりのライブ、しかもワンマン。やっと、やっと、ジャック達に会える。

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2020/11/14ジャック達 @ 吉祥寺MANDA-LA2
『The Trick Is Under The Table』
出演:ジャック達
(一色進/宙GGPキハラ/夏秋文尚/大田譲fromカーネーション/鈴木さえ子)
応援ゲスト:一色萌(XOXO EXTREME)
開場 18:30 / 開演 19:00
前売/当日とも4000円+ドリンク代(30名限定)


■前半
いつもの出囃子(ぼくの伯父さん)で登場した5人。流れ続ける出囃子をバックに軽くセッティングしてたのだけどキハラさんが少し時間がかかり、一色「次の曲行っちゃうよ」って言ったらほんとに曲が終わってしまい次の曲のアタマまでいっちゃったの笑った。ニューベリーのときに全然違う曲がかかったのに次ぐ出囃子事件だわ…(笑)。

一色さんのラフなギターのイントロから、ボーカルが入った瞬間ふっと重力かかってみんなの音が乗っかってくる、このたまらない感じ…!ジャック達だ…(泣)!「オーディナリー」。普通じゃない日々に鳴る普通の歌。今日はピアノもこちら向きにセッティングされててさえ子さん含め全員の顔がちゃんと見える!最初から、5人!最初から、ジャック達!はーーーワンマン、いいな…(泣)。

5人のメンバーをひとつの視界に見ながら、私にとってやっぱりジャック達って特別なんだなあ…と思う。ドラムに夏秋さんがいて、ベースに大田さんがいて、ギターにキハラさんがいて、ピアノにさえ子さんがいて、真ん中に一色さんがいる。このあまりに完璧なバンドのたたずまいに毎回打ちのめされるし、観る度初めて恋に落ちるように胸がキュンとして「好き…!」と思う。そんなバンドってジャック達をおいて他にないもん…。ファンになってそこそこの年数経つけど、このカッコよさにいまだに全然慣れない。毎回口から心臓が飛び出しそうにドキドキする。

それにしても、キハラさんのギター!これ!これがなくちゃ!この8ヵ月のあいだも一色さんと大田さんのことはISSIKI AT ALLで見たり夏秋さんはムーンライダーズで見たりしてたけど、キハラさんのこのギターが鳴りまくるジャック達というバンドを、心から待ってた…。

“(俺が踊る)ダンスナンバー”「唇にまだ君がいる」、“誰もが認める名曲”(←自分で言う)「暁ワンダーボーイ」、“まだ初々しい…言い換えるとたどたどしい(笑)新曲”「マイ・シェア・レディ」と、MCで笑わせながら次々演奏。とっても久々な気がした「モンスター・イン・ディスコ」、うれしかったな…!「オーディナリー」もそうだけど、こんな状況になって今までとまたちょっと違って聞こえた曲。コロナ禍に見舞われてひどい世界になっちゃったけど、あとで「そんな時代もあったね」って微笑んだりする時がくるかな。ちょっと懐かしんだりもしながら元気でやってたりするのかな。その未来に、ジャック達も、私たちファンも、変わらず居るといいな。って、ね。「♪モンスター・イン・ディスコ♪」は全員コーラスだった、キュートで大好き。

■一色萌さん
前半の最後に、応援ゲストのキスエク一色萌さん登場!あの『TAXI』ジャケの、赤ストライプのワンピースで!お靴も赤だ!すてき!私左寄りに座ってたので目の前!眩しすぎて死!で、巷で話題のデフ・スクールのカバー曲「TAXI」をジャック達の演奏で。これ、考えたらとんでもなくレアなのでは…もう二度とないかもだよね…!曲を歌い出した瞬間、一色萌さんがパッとプロのモードになったのめちゃめちゃカッコよかったなー。私、アイドルさんを観る機会といったらジャック達の対バンぐらいだけど(考えたらそれもすごいけど)、みんなカワイイしカッコイイしほんとにいつも元気と勇気が出る。萌さん、声も振りもステキでうっとり、見惚れてしまった。ジャック達もさすが、あのへんてこな曲(ホメてます)をまるで自分たちの曲みたいに演奏し倒してた!よいもの観れたなー、パチパチ。

ここで前半終わり、換気休憩。

■後半・旧ジャック達
15分ほどしてステージに戻ってきたメンバー、あれ、さえ子さんは…?と思ってたら、4人だけで演奏し始めちゃったよ!?わー「月光」だ、キハラさんのスライドギター素敵。なんと、後半の初めはさえ子さんの「男たちだけのジャック達も見たーい」というリクエストに(姫の言うことは何でも聞いちゃう4人が 笑)お応えして、旧ジャック達で何曲か、と。そっか、そういうのもアリか!たしかに、ムーンライダーズのライブでThe SUZUKIやガカンとリョウメイ演るみたいに、ジャック達の中で旧ジャックやったり、一色&さえ子コーナーとかあってもいいよねー。

いやしかし…ひさびさのこの旧ジャック達コーナーが、私には破壊力ありすぎて…。この4人のジャックになじんだ時間は私の中でとんでもなく濃く重く大きいものなので、リクツ抜きで感情が揺さぶられてしまう。「キャンセル」「スーパーソニック・トースター」「WHAT'S NEW LOVE SONG」とたたみかけられた日には、シアワセなのを突き抜けてちょっと気が遠くなって私このまましぬのかな…とさえ思ってしまった。「キャンセル」の長い長い長い間奏…一色さんの甘い旋律にキハラさんがふっと力を溜めながら入ってきて、徐々にテンション上げていくのにつれてベースもドラムも一色さんのギターもぐんぐん熱くなっていって、いつのまにか吹き荒れるすさまじい嵐に巻き込まれて激しい音を全身に浴びてびしょ濡れになって、果てる…。「スーパーソニック・トースター」の間奏前、夏秋さんのドラムソロとか、「WHAT'S NEW LOVE SONG」なんてね、もう…無条件にダメ、スネアの音でエモ死する…。一色さんが「この4人で演ってるとニューベリー思い出すね」って笑ってたけど、うん、ほんとに…。

私が言うところの“裏道に誘い込んでボコボコ”系(甘くてかわいらしい曲だと思ってついていくと裏道でボコボコにされる)の1曲「ロッカバラッド・クロック」もよかった…。あー旧ジャック達もシン・ジャック達も大好きだ!!!!また気が向いたら時々このコーナーやってください…。

■通常ジャック達
客席で4人を観ていたさえ子さん(一色さんが「さえちゃん見てる~?」と聞いたら「見てるよー!」と答えてた 笑)がステージに戻り、メンバー紹介や大田さんのコクチカコを挟んで、待ってました、「海底のカフェテリア」!はーーーなんちゅーカッコよさ!やっぱシン・ジャック達だな!!!!!さえ子さんと一色さんの声の重なり、この5人の音の溶け合い方、最高ってこのことじゃない?それにしてもこの曲の夏秋さんのドラムは毎度必殺すぎてやばい…。

新曲「ムードが肝心」またとんでもなくイカした一色節で!エド・サリヴァン・ショーに出てる外タレみたいと思ったよ!ほんとにジャック達にしか出せないこの独特な感じ、好きすぎる!!!!!全員コーラスもかわいくて、ね。早く音盤でも聴きたいな~。本編ラスト「BRING DOWN THE GOVERNMENT」、私もマスクの中で声に出さずにwow wowコーラスする。今、このときに、この曲をジャック達やファンのみんなとシェアできて、なんだか勝手に元気出た。バラバラにされそうな世界だけど、独りじゃないね。

■アンコール
アンコール「禁断のチョコレートエンジェル」!問答無用のキハラヒロムSHOW!そして、熱っぽい時間をフッとカットアウトして入るエピローグのように「Up On The Table」。私、レコ発(シディ発)行けてないので、生でこれ聴くの初めてだった、すごくよかったな…。一色さんが半小節?1/4小節?歌を飛ばしてたけど、どうする?って一瞬目くばせしながらすぐに一色さんに合わせたメンバーの様子も含め、すごくよかった。

たまたまだと思うけど、アンコール1曲目の「禁断のチョコレートエンジェル」って大田さんがジャック達に加入するときに一色さんが作った歌で、2曲目の「Up On The Table」はさえ子さん加入後のジャック達の新しいページをめくるような歌で。並べられた2曲聴いて、なんか、こうしてジャック達は続いていくんだな…って。いろんな紆余曲折や山や谷はあっても、ジャック達はいつでも私たちの心を奪いながら先へ先へと進んでいくんだろう。

はー。ワンマンはやっぱりいいなー。8か月ぶりにキハラさんの轟音ギター浴びるように聴けて生き返った。サンプラザでは遠~くだった夏秋さんのドラムも間近で観られて心が満たされた。あのスネアの音、あのハイハットの音、夏秋さんだけの音。超カッコよかった…。そしてジャック達ってやっぱりスーパーバンドだった。会えない時間が長くて不安にもなったけど、大好きな大好きなジャック達はちゃんとそこにいてくれた、それだけで、たとえようもないしあわせな気持ち。

ろくでもない為政者のおかげでまた悪化しそうなコロナ禍の中、なんとかライブをして姿を見せてくれたこと、感謝です。ほんとうにありがとう。ジャック達、大好き。またそんなに遠くない未来に会えますように。

<セットリスト>
1st
01 オーディナリー
02 唇にまだ君がいる
03 暁ワンダーボーイ
04 マイ・シェア・レディ
05 モンスター・イン・ディスコ
06 みみずく
07 TAXI (vo 一色萌)

2nd
08 月光
09 キャンセル
10 スーパーソニック・トースター
11 What’s New Love Song
12 ロッカバラッド・クロック
13 海底のカフェテリア
14 ムードが肝心
15 ブリング・ダウン・ザ・ガバメント

En.
01 禁断のチョコレート・エンジェル
02 Up On The Table


PS
そうそう、もうひとつ追記しておくと、旧ジャック達のコーナーで演った「月光」~「ロッカバラッド・クロック」は、5曲とも大田さんが加入して(そのときは加入ではなくて「ゲスト」だったけど)初めてのライブだった「再起動ライブ」のときに演奏されているナンバー。大田さんが初めてジャック達の曲の譜面を渡されて、そこからずっと大切に弾いてもらってる曲たちだったんだな…と思うと、それも勝手にグッとくる。

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