ムーンライダーズ『Drive to 2010』 @ 新宿LOFT

画像イカレてたなー、昨夜のロフトのムーンライダーズは!ひさびさにああいうムーンライダーズ見た気がした、あの人たちの中のクレイジーさとバカバカしさは、あいかわらずあんなに生々しいんだな、おっかねーーー。途中のMCで慶一さん曰く「今日はじめて僕らを見る方もいるかもしれませんが…今日のこれはかなり異常な演奏です」…(笑)!こんな50代バンド、世界中のどこ探しても絶対いないでしょ…。もう、最高すぎる!

Drive to 2010
2009/10/09 Fri.
鈴木慶一プロデュース・ナイト
ムーンライダーズ、栗コーダーカルテット、寒空はだか
<BAR STAGE>
東京タワーズ、水中,それは苦しい、ダンボールバット、ダブルユース
open 18:00 / start 19:00
前売り 3,000円 / 当日 3,500円



Bar Stageのラインナップも気にはなったけど、けっきょくはメインステージのほうに貼りつきっぱなしだったね…しかたなし。

■寒空はだか
どっかで寒空はだかさんのパフォーマンスを見たことあるような気がしてたのは、栗コーダーの10周年ライブのときのDVDの中でだった。というわけで、ナマではたぶん初めて拝見するはだかさん~、いやもう最高!のひと言。ネタそのものはもちろん、細かいしぐさやすべったMCまで、すべてがいちいちおかしい。芸人さんになるべくしてなってる人なんだなぁ。ロフトのステージで果敢に真空ギターをかきならす姿は、様式だけの「ロック」よりよほどロックで、ゾクゾクするほどカッコイイ!サッチモのネタとか、笑った笑った。すんごい楽しかった、すばらしー。

■栗コーダーカルテット
最近私、ぜんぜんナマを観れてなくて、すごくひさしぶりなナマ栗コーダー。しかし、ロフトで観るとは思わなかったなあ、メンバーが近い!1曲め、栗コーダーとしてはもっともオーソドックスな、ソプラノ、アルト、テナー、バス、のリコーダーアンサンブルが観れたの、さりげにうれしかった。川口さん曰く「今日はせいいっぱいロック寄りな選曲」で、ロックレジェンドのカバーとか。でも、栗コーダーらしいロックっぽさを感じるのは、やっぱり彼らのオリジナル曲だなー、と聴きながら思ったり。今日もいろんな楽器登場してたねー、栗原さんが息が続かなくなるという(笑)傘の柄のようなクルムホルンとかリコーダー二本吹きも披露してたし、川口さんのボーラン、近藤さんはアコギやウクレレ駆使して、関島さんはもちろんテューバも。ハデめなセットリストの中、最後のほうで「帝国のマーチ」(いわゆる「やる気のないダースベイダーのテーマ」)も演ってくれたのだけど、クライマックスでナント栗原さんが、くわえてたアンデスのマウスピースを落とすというミスを(笑)!そこで頭かいてる栗原さんの表情もよかったけど、演奏後に失敗を悔いながら「まあ、あそこで吹けたからといって大したことはないんですけどね」と飄々と言ってたのがおっかしー。全員そもそもロック者なだけあって、ロフトのステージで演奏するのすごく楽しそうに見えたな。栗コーダーあいかわらず最高でした。

■ムーンライダーズ
「ヘンよい」(私はこのころはリアルタイムでは知らないけど)の唄が流れて、ステージに登場したのは6名。ってか、全員白い衣装でこえーよ!(眼福さんのBLOGによると、ヘンタイよいこ集会のときの再現だったみたいだね。)今日は全員がイスに座っての演奏で、並びは前列左から、武川(Vl、Tp)、慶一(Ag)、良明(Ag)、博文(B)、後列左が岡田(Accordion)、中央かしぶち(Dr)。慶一さんの事前の告知などから、今日はアコースティック編成なのかな、とはなんとなく予想してたんだけど、まあアコースティックっちゃアコースティックなんだけど、出てきた音はおそろしくブッ飛んでたよ!慶一さんのループマシンやエフェクターの音を使いまくった、アシッドニューウェーブとかそんなふうに呼びたい感じで。それでいきなり「Kのトランク」だもん、ヤバイって。かしぶちさんはドラムセットにブリキのバケツ(!)セットしてて、たぶんそこにシンセドラムを仕込んでたのかな、で~本日のかしぶち様、叩く叩く!!!!あれはドラマーの習性なのかと思うけど、叩くうちにどんどんヒートアップしていっちゃって、カッコよかったなぁ!かしぶちさんのドラム、やっぱりすごい存在感。うれしかったー。セットリストがほぼ『マニア・マニエラ』と『青空百景』からっていうのも凄くて、「バースデー」とかぶっ壊れた曲をぶっ壊れたアレンジで。途中、夏秋文尚さんがパーカッションに呼びこまれ、「ばらと廃物」というのもレアな選曲!そして『Tokyo7』から「タブラ・ラサ」、タワレコインストアのときのアレンジに近かったと思うけど、かしぶちさんのドラムと夏秋さんのパーカッションがド迫力で、えらいカッコよかったー。最後はまた6人に戻り、「6つの来し方行く末」。メンバーが間髪入れずに歌いつないでいくあの感じ、いいなー…。

■アンコール
アンコール凄かった!ムーンライダーズの6人+夏秋さん、栗コーダーカルテット、寒空はだかさん、というこの日のオールメンバーで「温和な労働者と便利な発電所」!これ、最高にカッコよかったーーー。関島さんのテューバ、近藤さんのウクレレ、栗原さんと川口さんの管楽器(記憶が定かではないけどメロフォンとリコーダーとか…)という栗コーダーカルテットの操る楽器が、この日のライダーズの編成、しかもこの曲の感じにずっパマリ!大人数でジャンクでカオスなのに、ひとりひとりの音がものすごくクリアに立ってて、すっげー。真空ギターを弾きまくる寒空はだかさんの存在がまた、わけわかんなさに拍車をかけててよかった!間奏で「ネタで絡んでくれって言われたんですけど、絡めません!」って、そりゃそーだ(笑)。しかしさぁ、今この時代の新宿で「Jobless Jobless Jacobin Jacquerie 職なし それ シュプレヒコール」って叫ぶ白装束の集団(しかも還暦前後)、そうとうヤバイって!やっぱりイッちゃってるわムーンライダーズ。そして『マニア・マニエラ』の不朽さもあらためてこわい。あーすげかったなあ、楽しかったなあ、もうこの演奏聴けただけでも今日来てよかったと思った!

さらにラスト、ムーンライダーズ+夏秋さんのみで「スカーレットの誓い」。泣けた。「青春はグリーン 水はクリムゾン」、なんていい詞なんだろう。今でもぜんぶ歌える!「薔薇がなくちゃ 生きていけない」!!ムーンライダーズといっしょに歌えてうれしかった。それにしてもホント『マニア・マニエラ』って、今なおリアルに危険な手ざわりがあるね。極北の名作。


「企画性の高いライブになる」とは告知されてたけど、ここまで振り切れちゃってるライブ観るとは。たった一度のライブのためにここまでできる、ここまでやっちゃう、このバンドの好き者っぷりがすげえ。あとはやっぱり、かしぶちさんのドラムがよかったなあ。ムーンライダーズ最高すぎる。この先のライブも楽しみだ!!!!



*セットリストだいたいたぶん

01. Kのトランク
02. 青空のマリー
03. 花咲く乙女よ穴を掘れ
04. トンピクレンッ子
05. バースデイ
06. くれない埠頭
07. ばらと廃物
08. タブラ・ラサ~when rock was young~
09. 6つの来し方行く末

encore
10. 温和な労働者と便利な発電所
11. スカーレットの誓い


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